鯖江の眼鏡は地球の瞳

　例によって18歳以上の助平な人だけ続きを読め。

　前回、なぜメガネ着用のまま事に至らんのか！といったようなご意見を複数いただいたので今回は善処してみました。というかですね、そもそもキス程度ならまだしも、さあセックスするぞ！って段になったら大概メガネは外すだろうってんですよ。仰向けになったり俯せになったりで間違って押し潰しちゃったりとか普通に考えられるでしょうがよ。つまり私は、メガネなら何でもかんでも可愛い、エロい、という立場を全く良しとしていません。どんなに素敵なファンタジーも、加減が過ぎれば説得力や生々しさを失って空虚な興ざめしかもたらさないのです。

　私がメガネをエロの小道具として使うなら、とにかく色々あって辛抱たまらんとなった男女が、取るものも取りあえず互いを激しく求め合うような場合に、ろくすっぽ服も脱がずに肉欲を貪る様を強調する意味でメガネ着用のまま……という程度ならまあ真っ先に思いつきますが、逆に「いつも控えめな彼女がセックスの時には自分からメガネを外す仕草にドキッとする」とか、そういうのだってメガネのエロい使い方の一つだと思うのです。動脈硬化したテンプレパーツをテンプレな文脈で用いたところで血の通ったエロさには至らないのではないでしょうか。いったい何を熱く語っているんですか私は。

　どうでもいいけど、この文脈で「血の通った」とか使うと海綿体しか想起できなくて困る。困らない。